その昔、あるところに弓を習った者がいた。

師から弓を習い、師を超え、もはや敵がいなくなり、その者は弓の達人が住むと言われる山に登った。頂上付近で老いた弓の達人に出会い、衝撃を受けた。達人は弓など持たず、鳥を射抜いて見せた。名人芸だった。 このブログはその名人芸と深く関係していません。

小説

小説「死の棘」

1977年に発行。(短編として、一部1960年に発行)約600ページ。トシオとミホの物語。トシオから見た、ミホとの物語。 10年。認めてもらいたい人に認めてもらえず、求めてほしい形とは違うかたちで求められ、感じれるのは愛する人からの拒絶のみで、日々打ち砕…